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トピック
「シナジック・ナイト」の開催について(次回は 2018年11月8日(木))
おかげ様で多数の皆さまに第1回の「シナジック・ナイト」に参加いただき、ありがとうございました!
次回は2018年11月8日(木)に開催します。(9月21日開催はキャンセルになりました。ご了承ください)
シナジック・ナイト03@東京品川 (2018/11/8 17:30~)
Concept
コンセプト
私たちが「シナジックモビリティ」で何を目指しているのか、
また、将来、社会にどのようなメリットを生み出すのかを紹介します。
自動運転社会の到来
はじめに
自動運転社会に求められる新しいプラットフォームの創出
2020年代には自動運転技術が普及し、様々なサービスが次々と登場することが期待されています。そのような中、社会はどのように変化していくのでしょうか。私たちが提案するのは、超スマート社会の実現を目指し、「自動運転技術」によって実現される新しい社会のカタチです。自動運転車両の運行管理を集中・共有化して、「ヒトの移動」のみならず、「モノ・サービスの移動」を実現、さらには「実世界データからの価値創造」で社会を支える新しいサービスプラットフォーム。それが「シナジックモビリティ」です。
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ヒトの移動
タクシー・カーシェア など
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モノの移動
宅配・郵便・貨物 など
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サービスの移動
移動図書館、移動販売(自販機)、遠隔健診、エンタメ など
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実世界データからの価値創造
道路・橋、電柱のモニタリング、店舗・看板の更新調査、人流・交通量調査 など
モビリティのサービス化
構想
様々なサービスのシナジーを生み出す超高効率な未来
これまで、ヒトの移動は主に自家用車やバス、タクシーなどによって需要が満たされてきました。これらは、郵便や運輸サービスとは独立に提供されてきました。しかし、人口が減少し、少子高齢化や過疎化が進む地域では、バスやタクシーといったヒトの移動専用のサービス維持に、限界が生じ始めています。シナジックモビリティは、そうした異なるサービスを同一の車両で行うことで、超高効率の社会を目指します。
移動需要とサービス供給のマッチング
課題
移動の需要とサービス供給をマッチングさせる新技術
ヒトが「移動したい」、モノを「移動させたい」、サービスを「受けたい」、実世界を「調べたい」といった様々な需要に対し、移動サービスや、その上で提供される多様なサービスやデータの供給を適切にマッチングさせること。それがシナジックモビリティが創出する新しいマーケットで、多様なサービス企業の参入を促します。
車両の所有、運行管理、サービス提供のアンバンドル化
メリット1
管理・運行コストを最小化し小規模の事業者でも利用可能に
これまでのモビリティサービスでは、車両の所有・運行管理・サービス提供を同じ事業者が行ってきました。しかし自動運転が普及すると、サービス事業者ごとに大規模な自動運転のための投資が必要となり、中小の事業者には対応できません。シナジックモビリティは、サービスと車両の所有、運行管理をアンバンドル化(個別化)し、中小事業者でも、自動運転技術の恩恵を受けられる社会を目指します。
ポスト・シェアリング・エコノミー
メリット2
シェアリング・エコノミーに代わり新たなシナジー効果を発揮
近年注目されている「シェアリング・エコノミー」は、車や部屋といったモノ・サービス・場所などを、IT技術によって、簡単にシェアする仕組みです。しかし「シェア」は、それぞれのリソース(資源)を時間で分けて利用しているだけで、高効率な仕組みとは言えません。私たちが提案するシナジックモビリティでは、異なるサービスが同時に提供され、さまざまなサービス間の「シナジー」が生まれます。自動運転車両を通じて、ヒト・モノ・サービスの移動に加え、データ収集を同時に実現し、超高効率化により企業・社会・ヒトに大きな恩恵をもたらします。
Technology
テクノロジー
シナジックモビリティの実現・運用するためには、様々な構成技術が必要となります。
自動運転ソフトウェア:Autoware
Autowareは、LinuxとROSをベースとした自動運転システム用オープンソースソフトウェアです。名古屋大学、長崎大学、産総研による共同成果の一部として、自動運転の研究開発用途に無償で公開しました。レーザレーダ、カメラ、GNSS(Global Navigation Satellite System/全球測位衛星システム)などの環境センサを利用して、自車位置や周囲物体を認識しながら、カーナビから与えられたルート上を自律走行できます。
プロジェクト公式サイト https://www.autoware.ai/
ルーティング最適化
ヒト・モノ・サービスの移動や、実世界データの収集には、異なる目的や条件があります。それぞれに時間や場所の制約があるため、これらを最適に満たす運行管理が必要です。こうした問題を最適に解決することは計算上で困難とされていますが、シナジックモビリティでは、様々な近似アルゴリズムを活用できる技術を導入。また、需要の特性に応じた様々なチューニングの実現も目指します。
地域リソースマネージメント
自動運転車両が普及すると、地域社会にも大きな変化が生まれます。シナジックモビリティでは、駐車場や乗降場、充電スペースなど、地域に必要な様々なリソースを管理する枠組みも提供予定。これにより、自動運転車両と、通常の人の運転する車両が快適に協調しあう社会が実現可能になります。
Development
研究開発
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イベント
シナジック・ナイト ~自動運転の未来を考える夕べ~ 2018年7月13日(金) 開催
2018/07/13 (金) 名古屋大学オープンイノベーション拠点にて「シナジック・ナイト~自動運転の未来を考える夕べ~」を開催いたします。
詳細な情報やお申し込みは専用ページをご確認ください。
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実証実験
実証実験エリアを決定
2020年の実証実験では、愛知県幸田町にて実証実験を行う。
実証実験に向けて、実データに基づくシミュレータを開発。
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連携・参画・コンソーシアム
コンソーシアムの形成と意欲誘導
参画事業者が主体的に取り組める意欲へ誘導
共に汗を流せる関係を構築
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シナジー効果
異種産業間のシナジー効果検証
実世界の人口や移動データを活用し、どこでどのようにサービスを組み合わせるかをシミュレーションで検証
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運行管理
車両の運行管理
自動運転車両を事業で用いる事を想定すると、車両をいつ、どこに配車するべきか、目的地到達までにどの程度時間がかかるのか、車両の状況(バッテリーサプライ等)は大丈夫か、といった多様な情報を管理する必要がある。
Schedule
研究開発スケジュール
2019年
実証1
サービスカー5台規模
実証期間 14日 モニターユーザーによる実証
- サービスモジュールプロトタイプの検証
- 運行管理システムの検証
- シナジー効果の検証
2020年
実証2
サービスカー50台規模
特定地域内での実証
- データ価値創造の実現
- 移動サービスのシナジーを確認
2022年
実証3
サービスカー500台規模
実証期間 無期限 複数の特定地域内での実証
- 異種産業シナジーの超効率的実現
- 継続的なサービスへの移行
Service
運用モデル・計画
Synergic Mobility によって可能なサービス展開の例
〜ただいま準備中です〜
For Developer
開発者の皆様へ
シナジックモビリティでは、オープンソース化を前提とした開発を行っています。
〜詳細は本ページ下部のフォームからお問い合わせください〜
Q&A
よくある質問
シナジックモビリティに関して、よくある質問に回答します。
シナジックモビリティは、いつ頃から利用可能となりますか?
2019年から、実証実験の開始を予定しています。
Structure
研究開発の位置付けと体系
JST 未来社会創造事業
社会・産業ニーズを踏まえ、経済・社会的にインパクトのあるターゲットを明確に見据えた技術的にチャレンジングな目標を設定し推進するJST(科学技術振興機構)の未来社会創造事業。シナジックモビリティは、現在進行中の「超スマート社会」が対象とする領域の一つです
JST 未来社会創造事業 https://www.jst.go.jp/mirai/jp/theme/
研究開発体制
「あいち自動運転推進コンソーシアム」と連携
あいち自動運転推進コンソーシアム
愛知県が主体となり、自動運転システムに関係する企業・大学等や、自動運転システムの導入を目指す愛知県内の市町村等が連携し、無人自動運転移動サービスの実現を目指して、制度・インフラ面の環境整備や研究開発等を総合的・計画的に進めるコンソーシアム。
- 最先端の技術を活用した自動運転の実証実験
- 自動運転の実証実験を希望する企業・大学等と市町村とのマッチング
- 自動運転の実証実験に係る手続きのワンストップサービス
- 自動運転システムを活用した地域の先進事例の情報共有
- 自動運転に係る新事業、新ビジネスモデル創出に向けた調査、研究等
Participate
参画企業・団体
- アイサンテクノロジー株式会社
- パーク24株式会社
- 日本郵便株式会社
- 株式会社日立物流
- 中部電力株式会社
- 西日本電信電話株式会社
- 株式会社建設技術研究所
- ニチレキ株式会社
- 株式会社テイコク
- マルティスープ株式会社
- クウジット株式会社
- 株式会社マクロミル
- 株式会社構造計画研究所
- 合同会社オプティマインド
- 萩原電機株式会社
- 株式会社岩根研究所
- アクアコスモス株式会社
- 豊通シスコム株式会社
- 岡谷鋼機株式会社
Contact
お問い合わせ
本プロジェクトは、名古屋大学を中心に、連携組織との定期的なミーティングを中心に活動しています。
ご興味がある方は、ぜひお気軽にご連絡ください。